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できる企画チームのチカラ7つ

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この2年間、コロナ禍の影響でどちらかといえば、自社シェアを守るための戦略が求められ続けていた。この間、従来弱みになっていたところに向き合い、しっかりと問題解決に取り組んだ企業は、結果的にそのマネジメント力が強化された。 日本国内においては、感染者数もかなり減ってきて、規制も緩和され始めているなか、いよいよ戦略的に「攻め」に転じる機運が高まってきた。 ここでものをいうのが企画力。 ➽➽企画はチームで取り組む 戦略立案ももちろん企画の範疇だ。 市場が多様化し、複雑化し、曖昧化し、細分化し、微細化していく なかで、製品・商品の狙う市場づくりやスイッチ、売り方、見せ方、などが求められる。 更に細かくいうと、イベント・プロモーションも含めたマーケティング、それに関する施策のプロジェクト・デザインから、そのプロジェクトの要素となるメディアやスペースやツールのデザイン、SNSなどへの発信なども含まれる。 こういった仕事は、少し前までは「企画ができる人」に集中していた。 しかし、上記のような範囲のものを一人でできる時代ではなくなったのは言うまでもない。 今はスピードが求めれる。企画して、すぐにリリースして、だめなところをすぐに修正し、また再リリースを繰り返し、成功までこぎつけるプロセスをどれだけ早くできるかが重要となる。  このプロセスはひとつだけではない。昨今はABテストという最低2つのプランを用意し、もっというとABの中からCを創り出す必要性が出てくる場合もある。つまりは、多くのプロセスを同時並行に走らせることも求められる。 こういったことの全体を一人で考えることは到底無理な話しだ。 チームで取り組むことが必須となっているのだ。  ➽➽どんな企画チームが必要か。 少なくとも企画という仕事に限っていえば、9時~17時で終えられる仕事ではない。この時間帯にやっているのは、ほとんどの場合、企画書にまとめることやプレゼンシナリオをまとめる作業に費やされる。というのが、「企画ができる人」に集中しているパターンだった。 彼らは、それ以外の時間で、遊びながら情報収集をし、買物をしながら情報収集をし、人と話しをしながら。食事をしながら構想を練ることが多く、今でもその傾向は続いている。 そこで「企画ができる人」のチカラを分解してみれば、どんなチームが必要かが見えてくるかも知れないし、チームづくり

企画は「将来の現実を創ること」

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前回の「これからの企画に必要なこと」 の続き。 時々、企画というのは、何でしょうか?と意味を求められることがある。 それを知っても企画ができるようになるわけでもないだろうが、一応は応えるようにしている。 ➽➽➽企画とは何か? 意味のみで言えば、企て画すこと。読んで字のごとし。 目的レベルでいえば、「当事者に価値をもたらすもの」 そして、私は「将来の現実を創ること」と定義している。 企画というのは、ビジネスに限っていうと、売上や利益、あるいはブランドイメージアップなどに貢献できるものをいう。単に社長や役員、社員がやりたいことをやるものでもない。 将来の現実といっても、「こうなりたい」「これを成し遂げたい」といったもので、それは現在置かれている状況から鑑みての妄想であることがほとんどだ。 この妄想を理想化し、構想化して、やっと現実味を帯びていくわけだ。 ➽➽企画とマネジメント この妄想➽理想➽構想としていくチカラを持ち合わせていない場合は、外部を頼ることになる。広告の殆どは外部を起用するのは、そういうことだ。 ところが、現在は外部を使わなくても、そこそこのものは社内の手弁当でできるようになってきたのも事実。テレビ放送で流れるCMでも明らかに素人がつくりました的なものが多くなってきているし、Youtubeで流れているような動画でもさほど差がなくなってきている。つまり、そういうチカラが社内に必要になってきているということだ。 少なくともマネジメント力があれば、その取っ掛かりをつくることはできる。だけど、管理することがマネジメントと考えており、それだけやっていればいいと思っている人には、そのとっかかりも見えないことが多いだろう。 ➽➽企画書や提案書に書くこと 企画書に入る要素は5W2Hで十分だと言われている。確かにそうだ。しかしここにマネジメント力の差が出る。 以下は、管理思考の強い人には、理解できない領域であるかもしれない。管理思考の強い人を企画チームに入れるとうまく行かないのは、これらの理由が大きいことは、私の経験上でも事実だと言える。うまくいった例はない。 ➽なぜ今なのか? マネジメント力が強ければ、必ず「それがなぜ、今必要なのか」がわかるように構成されている。 「なぜ、必要か」を枠で囲んで、図で表しているとは限らない。全体的に醸し出しているとしかいいようがないものもあ