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現在ツイッターに注力しています

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普段、さまざまなクライアント様とのセッションのなかで お伝えしていること・お伝えしきれなかったことも含めて ほぼ毎日、伝えております。 時々、脱線して個人的なやりとりもしております。 いいねをしていただけたり、リプライ、RTをしていただけるとありがたいで す。 https://twitter.com/yosshiOK @yosshiOK 株式会社ガンビー・コミュニケーション  代表取締役/コンセプト・デザイン ファシリテータ 吉尾 直記

第6波への備えを企画的に考える

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 第5波が収束し、ワクチンもある程度行き届き、ちょっと安心しながらもマスクをほぼ100%の人が装着し続けているのは、日本人の特性と言われています。確かにみんなマスクはしているけれども、実際のところは、当たり前というより、とやかく言われたくないという気持ちも働いているのだとも言えます。できることならマスクはしたくはないものです。 街なかで店に人が出入りする様子を見ていると、手指消毒をする人は確実に減っているのは目に見えてわかります。飲食店を経営している知人に聞いても、消毒液の減りが第5波の真っ只中と変わりはないといいます。来店している人は、ものすごく増えているにも関わらずです。 また食品・食材販売の小売店では来店客数は変わりないものの、消毒液の補充頻度が減ってきたので、経費的には微々たるものの、コロナ以前から考えると余計な出費がなくなるのは助かるが、それでいいのかと不安もあると言っていました。 そういった話を聞いていて、思い出した話があります。日本人の「まじめ」以外のもう一つの特徴というものです。それは都合の悪いことは都合よく忘れる傾向が強いというものです。そのあたりが顕著になってきているのかもしれないなとも思えます。 いずれにしても感染防止のためには、これまで通りやらねばならないことには変わりはないのですが、この感染防止意識は減少しているように見えます。 ➽➽生活者の価値基準が変わった 景気が回復傾向にあるという話もありますが、その中身は、コロナ以前とは別物の様相も見て取れます。確かに総体としては上昇傾向にありますが、欧米のように大きく上昇しているわけではありません。ワクチン摂取の普及が欧米に比べて遅かったことにより、中和抗体価がまだ高いという側面もあり、人の流れが生まれています、人の流れ大きければ大きいほど経済は発達・発展していきます。 それで、よくよく見ると、現在の回復は、健康関連や生活必需品や高級品でもサブスクにチカラをいれている企業が大きく回復しているのであって、他は下止まりして留まっているか、相変わらず落ちていっているのが実情のようです。最近ではこれに○○ガチャなどの嗜好性も含まれているようです。 また、消費者の価値基準が明らかにこの2年間で変わったという話もありますが、消費者が自身の価値基準をわかってしまったということに他なりません。 簡単にいえば、健康

できる企画チームのチカラ7つ

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この2年間、コロナ禍の影響でどちらかといえば、自社シェアを守るための戦略が求められ続けていた。この間、従来弱みになっていたところに向き合い、しっかりと問題解決に取り組んだ企業は、結果的にそのマネジメント力が強化された。 日本国内においては、感染者数もかなり減ってきて、規制も緩和され始めているなか、いよいよ戦略的に「攻め」に転じる機運が高まってきた。 ここでものをいうのが企画力。 ➽➽企画はチームで取り組む 戦略立案ももちろん企画の範疇だ。 市場が多様化し、複雑化し、曖昧化し、細分化し、微細化していく なかで、製品・商品の狙う市場づくりやスイッチ、売り方、見せ方、などが求められる。 更に細かくいうと、イベント・プロモーションも含めたマーケティング、それに関する施策のプロジェクト・デザインから、そのプロジェクトの要素となるメディアやスペースやツールのデザイン、SNSなどへの発信なども含まれる。 こういった仕事は、少し前までは「企画ができる人」に集中していた。 しかし、上記のような範囲のものを一人でできる時代ではなくなったのは言うまでもない。 今はスピードが求めれる。企画して、すぐにリリースして、だめなところをすぐに修正し、また再リリースを繰り返し、成功までこぎつけるプロセスをどれだけ早くできるかが重要となる。  このプロセスはひとつだけではない。昨今はABテストという最低2つのプランを用意し、もっというとABの中からCを創り出す必要性が出てくる場合もある。つまりは、多くのプロセスを同時並行に走らせることも求められる。 こういったことの全体を一人で考えることは到底無理な話しだ。 チームで取り組むことが必須となっているのだ。  ➽➽どんな企画チームが必要か。 少なくとも企画という仕事に限っていえば、9時~17時で終えられる仕事ではない。この時間帯にやっているのは、ほとんどの場合、企画書にまとめることやプレゼンシナリオをまとめる作業に費やされる。というのが、「企画ができる人」に集中しているパターンだった。 彼らは、それ以外の時間で、遊びながら情報収集をし、買物をしながら情報収集をし、人と話しをしながら。食事をしながら構想を練ることが多く、今でもその傾向は続いている。 そこで「企画ができる人」のチカラを分解してみれば、どんなチームが必要かが見えてくるかも知れないし、チームづくり

企画は「将来の現実を創ること」

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前回の「これからの企画に必要なこと」 の続き。 時々、企画というのは、何でしょうか?と意味を求められることがある。 それを知っても企画ができるようになるわけでもないだろうが、一応は応えるようにしている。 ➽➽➽企画とは何か? 意味のみで言えば、企て画すこと。読んで字のごとし。 目的レベルでいえば、「当事者に価値をもたらすもの」 そして、私は「将来の現実を創ること」と定義している。 企画というのは、ビジネスに限っていうと、売上や利益、あるいはブランドイメージアップなどに貢献できるものをいう。単に社長や役員、社員がやりたいことをやるものでもない。 将来の現実といっても、「こうなりたい」「これを成し遂げたい」といったもので、それは現在置かれている状況から鑑みての妄想であることがほとんどだ。 この妄想を理想化し、構想化して、やっと現実味を帯びていくわけだ。 ➽➽企画とマネジメント この妄想➽理想➽構想としていくチカラを持ち合わせていない場合は、外部を頼ることになる。広告の殆どは外部を起用するのは、そういうことだ。 ところが、現在は外部を使わなくても、そこそこのものは社内の手弁当でできるようになってきたのも事実。テレビ放送で流れるCMでも明らかに素人がつくりました的なものが多くなってきているし、Youtubeで流れているような動画でもさほど差がなくなってきている。つまり、そういうチカラが社内に必要になってきているということだ。 少なくともマネジメント力があれば、その取っ掛かりをつくることはできる。だけど、管理することがマネジメントと考えており、それだけやっていればいいと思っている人には、そのとっかかりも見えないことが多いだろう。 ➽➽企画書や提案書に書くこと 企画書に入る要素は5W2Hで十分だと言われている。確かにそうだ。しかしここにマネジメント力の差が出る。 以下は、管理思考の強い人には、理解できない領域であるかもしれない。管理思考の強い人を企画チームに入れるとうまく行かないのは、これらの理由が大きいことは、私の経験上でも事実だと言える。うまくいった例はない。 ➽なぜ今なのか? マネジメント力が強ければ、必ず「それがなぜ、今必要なのか」がわかるように構成されている。 「なぜ、必要か」を枠で囲んで、図で表しているとは限らない。全体的に醸し出しているとしかいいようがないものもあ

これからの企画に必要なこと

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モノも情報も溢れかえっていると言われて久しい。 一定の規格を満たしていれば必ず売れるという時代は、遥か遠い昔の話。 市場には機能性によって、差を見出すこと自体が難しいものがわんさかとある。 高額な車はもちろん、日常的に使うパソコンや、日用品、食料品まで機能性が求められ、メーカーも機能性を高らかにPRできる商品を次々と出す。 世の中から「機能性」表示のある商品をなくしたり、その表示がなくても機能性を売りにしている商品をなくすと、店先から商品というものはなくなるのではないかと思えるぐらい、その数は夥しい。 そうするとますます商品ライフサイクルが短くなり、メーカーは新たなものが次々と出すことになるし、消費者にしても、SDGsを気にしながらも、新たな商品が出てくるのを楽しみにしているのが実際のところだろう。 ➽➽消費者は迷ったら買わない ○○○な機能が欲しいと考えて、いざ売り場に行ってみると、似たようなものがズラズラとならんでいて、目移りする。予定していたものが少し値段が高いものだと、売り場で知らなかった商品を目の当たりにして、目移りし、比較する。しかしその差がわからない。 するとどうなるか?消費者はどうするか?   答えは簡単だ、迷ってしまうのだ。高額になればなるほど迷い、悩む。そしてついには、買わない選択をして帰宅する。コロナ禍を経験して、身の丈にあったものや本当に必要なものは何かを考えるようになった。なので、こういった迷いから買わずに帰るという判断のスピードが極端に早くなってきているのだ。   そこで、機能で訴えられないのなら、その機能によって得られる気持ちや感情、更にはその企業に対する信頼といった「情緒」にいかに訴えるかを考える必要が出てきている。しかし情緒というのは、人の感情や気持ちだし、それぞれの価値観で左右される。そうするとその捉え方は千差万別。きわめて細かいターゲット設定が必要になってきている。細分化どころではない。微細化が求められている。ちょっと前のOne To Oneのより本格番だといってもいいだろう。 ➽➽求められる企画のチカラ ここに企画のチカラが求められているのだ。特に今後は営業やマーケティングにおいて、機能から入って情緒に訴える企画をできるかどうかで差がつく。 機能面でビジネスを企画PRをし、情緒面でブランディングを図るという流れも生まれだしてい

検索で問題の回避はできるが、最後は自分達の知恵

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何か問題が起きた時、検索してその解決策の手がかりを得ようとすることは、今や誰もがやっていることで、当たり前のことだ。 それが問題でなく、言葉の意味や単なる知識を得る目的であればなおさらだ。 いわゆる「人に聞くまでもない」にも通じることだ。   難しいのは、検索によって得られた情報によって、自分が抱えている問題を回避できる可能性はどれぐらいあるのか?ということだ。 結論から言ってしまえば、回避できる可能性は高い。 いや問題の回避はできるだろうが、「解決には至らない」のが本当のところだろう。 回避したことによって、解決した気になっているだけかもしれない。 解決しないままにしておくことは簡単だ。 誰かが代わりになんとかしてくれることもある。 その代わり、自分では解決できないものとなる。 そして、この先、同じような問題にぶち当たることになる。 その度に、検索で得た情報で回避して、その場しのぎをしていくか? 問題を解決するには、まずその問題に正面から向き合い、知恵を絞ることだ。 そしてそれを実行していくための、ほんの少しの勇気が必要だ。 その知恵を出し、勇気を奮うコツは、問題に正面から向き合った経験からしか生まれてこない。 そのコツを更に具体的にしてみると・・・ まず知識が土台としてある。これに知恵を働かせる。そうして動きをつくる。これに磨きをかけていけば成果となる。 ➽➽知恵を出し、勇気を奮うコツ そのコツを更に具体的にしてみると・・・ まず知識が土台としてある。これに知恵を働かせる。そうして動きをつくる。これに磨きをかけていけば成果となる。 ➽まず知識が土台としてある。 知ること。認識・理解すること。また、ある事柄などについて、知っている内容。大辞泉(小学館) もう少し具体的にすると、知識は学習や経験によって得た認識や理解した事実や情報も含まれる。好事例なども当然、知識の範疇である。 体系化されたスキルも知識の範疇だろう。 知識がなければ、何も始まらない。 知らないというのは、どこまでいっても知らないままでしかない。 検索することがちょっと面倒だと思った時こそが、検索をすれば良い時だ。   知識の土台が大きく分厚いほど良いと思いがちだが、そういうことではない。 仕事で使う知識は、今見ている範囲を少し広げるだけで良い。 むしろアップデートしていくことが必要だ。 アップデート

優れたチームにあるもの

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東京2020パラリンピックが終了して一週間が経った。今回の大会テーマの中にも「多様性」というものがあった。現在のオリパラがいずれは多様性のもとに統一される日がくるのかもしれない。それもひとつの多様性を認めるということにつながるとは思うが、それは遠い未来のことなのかもしれないと思いながら、 数ある競技の中でも、もっとも印象深かったのは、車いすバスケットボール。その激しい攻防を見ながら、2013年のギネスビールのCMに「チームとは何か」を感じた投稿をしていたことを思い出した。以下、加筆修正を加えて再構成した。 優れたチームにあるもの 社内の課題解決に向けた組織横断的なチーム活動を多く見受けられるようになった。 今後は、組織横断型のプロジェクトチームが発展し、事業部同士のクロスマネジメントが主流になることもあり得るだろう。 最近は社員の自発的に生まれたチームも見受けられ、社内の課題解決に向けて活動ができるといった環境が生まれてきているところもあるから、尚更だろうと実感している。 結果を出すチームの共通点 どんなチームであれ、望む結果を出すチームには共通点がある。 それを端的に表わしている動画を見つけた。 ギネスビールの2013年のCM。 Guinness beer wheelchairs basketball commercial CMの途中のナレーションは以下の通り。  Dedication(献身)Loyality(忠誠)Friendship(友情) The choices we make reveal the true nature of our character. (何を選択するか。私達の本質が明らかになる) 献身・忠誠・友情はチーミングに大切な要素であることは間違いない。 友情といっても相手を思いやるという意味に留まらず、互いの切磋琢磨といったものも含まれるだろう。 CMではそれもこれも 「何を選択するか」 次第ということを言っている。 ここが最も重要なメッセージだ。 チームづくりをしましょうといっても、ひとり一人の選択次第で良くも悪くもなるということを表している。 選択しても、行動が一致していなければ何にもならないということだ。 また「何を選択するか」に多様性へのメッセージも込められていると思える。 ひとり一人が自