コミュニケーションでのポリリズム~Perfume

2007年11月6日に書いた「質問とポリリズム」の焼き直し。
パフュームが2019年末の紅白歌合戦で、久しぶりにポリリズムを歌っていました。
それで、随分前に書いたこの原稿を思い出しました。10年以上経っても言いたいことに変わりはないのですが、読み返してみるとわかりずらいものだったので、書き直すことにしました。以下、焼き直したものです。
以下、焼き直し。
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時として質問は何でも良いと以前に書きました。今回はその続きです。

コミュニケーション研修で学ぶこと

大事なことは、どこまでも相手のペースに合わせて、根気よく言葉を交わしていくことです。時には具体的なアドバイスも必要な場合もあるでしょう。そうすることで二人のペースができてきます。いわゆる「合う」という状態です。
本来、人それぞれののペースは違うものなので、複合的なペースではあります。
ペースが合いだしたら、それをキープしていくことが大切です。
と、ここまでは大抵のコミュニケーションの研修では教え、教えられることです。

ペースが合うことに対する疑問へのヒント

では、ペースが合ったところで、発する言葉のリズムはどうでしょうか?
お互いにペースは合ってはいるものの、一方は速く、一方は遅い。
それでもペースは合っているのは、錯覚ではないのか?
コミュニケーションの研修をする立場でありながら、そのことにずっと疑問を持っていました。
そこに一つの解答のヒントを与えてくれたのは、パフュームの「ポリリズム」でした。

以下、WikiPedia からの一部引用です。
「ポリリズム」の歌唱部では音楽用語でいうところの複合拍子(ポリリズム)は使用されていないが、間奏部ではいままでの4拍子の流れに「ポ・リ・リ・ズ・ム」という日本語発声の5つの音韻をそのまま5拍でのせて繰り返すことにより、ポリリズム(それも最も基本的な)をつくり、楽曲名と楽曲構造が重なる部分を作り出している。さらに、ベースは3拍、高域のシンセによるシーケンスは6拍で組まれており、決して4拍子の流れに5拍の音韻を乗せただけの基本的なポリリズムではなく複雑な構造となっている(この間奏部には少なくとも4種類の異なるリズムが重ねられている)。
言葉の持つリズムが人それぞれで、ペースが合っているのなら、それはポリリズムで成立しているということなのでしょう。お互いのリズムの最大公約数的なものをペースをあわせていく内に見つけ出しているのでしょう。複合的なポリリズムは会議そのものです。

それでも会話が進まないこともある

しかしペースもリズムも合って、ポリリズムになっているのに、コミュニケーションが進まない場合もあります。
それはつまり、同じテーマであってもコンテンツレベルが合っていないということです。
片方が問題の解決策ばかりを話をし、片方が問題による原因ばかりを探っているといった状態です。

コンテンツレベルについてはいずれ書きます。

パヒュームの♪ポリリズム♪










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