2011年9月19日月曜日

ワクワクする人としない人は何が違うのか?

ビジョンや新たな手法にチャレンジしたり、何を成し遂げたいか、何をやりたいのかを考えると、思い浮かべたことに対する反応は大きく2つに分かれる。
思い浮かべたことに対し、ワクワクする人とそうでない人。
どっちにしても「成し遂げたいこと」を達成する可能性はある。
しかしどうもワクワクしている人の方がより達成する可能性は高いようだ。

HowToGetExcited










➽➽ワクワクする人しない人の違い

両者とも「目標」を設定している。
その目標の捉え方が大きく違うのだ。

➽目標の捉え方の違い

両者とも、上司から与えられた目標だとしても明らかに捉え方が違う。
ワクワクする人は、その目標を達成することに自分なりに意味を見出しており、価値づけている。「これができたら、自分に◯◯◯をご褒美」といったレベルから「これが達成できれば、それだけこの分野で自分が成長したことの証になる。」といったものまで、その振り幅は様々だが、自分で価値付けることで自身にドライブをかけている

もちろん、そういう価値付けがなくても、ただ新しいことに取組むこと自体が楽しいという人もいる。これはこれで、周囲を明るくさせてくれるから、頼もしさもある。周りもつられてワクワクが始まる感じだ。

反対にワクワクすることがない人は、「とはいってもなぁ」といい続け、現時点から目標を見ていることが多く、その一つ一つの過程もあくまで現時点から見ていることが多い。
多くのリスクや障害を想定し、それをクリアしていくことが可能かどうかという判断が主たる考えになっており、始める前から、取組む前から「無理!」と言い切る人も出てくる。

もちろん新しいことをやること自体、チャレンジすること自体を否定しているわけではなく、単に邪魔くさい・面倒だからということで、できない理由を並べているだけにすぎない人もいる

要は目標を達成した時の自分や周囲の姿を想像しているかいないかの違いでしかない。
どちらにしても目標に辿りつくまでの間に多くのリスクや障害を乗り越えていくことには変わりはない。
ただ同じリスクや障害であっても、違った見方、違った解決策を考えだすのはワクワクしている人のほうが多い

➽ワクワクしていれば、それでいいのか?

ただワクワクするだけなら単なる楽天家と言われてしまう。
実際、単なる楽天家は、その人はいいけども、周囲を困らせてしまう場合が多い。「できるできる。どうやってやるかはみんなで考えれえばいいじゃん」と連発する傾向もあるし、「あの人達にできたのだから、私達にできないわけがない」とスキルや能力の差を見ずに、一人でワクワクしているパターンだ。
ここでいう「ワクワクしている人」というのはそういう単なる楽天家のことを言っているのではない。

➽ワクワクしながら見ているもの

ワクワクしている人というのは、実際は同時にリスクや障害を考えているし、それを乗り越えるには、どうやればいいか、自身に何が足りないかまでも朧気であっても捉えようとしている。

そして乗り越えること自体にも意味付けをし、小さな意味づけを最終的に自分の中で価値づけているということだ。
そして実際には、無謀な冒険はせず、ちょっと背伸びするぐらいのチャレンジの連続を繰り返していく

➽ワクワク感の中にやらされ感はない

こういったチャレンジは、上司や周囲からの意見がきっかけになることもある。上司からの期待を告げられることもある。どちらにしてもしっかりと自分の選択としてチャレンジしている
自分の選択=決めたことなので、そこにいわゆる「やらされ感」はない。しんどいこともあることも含めて、自分が価値付けたことを成し遂げようとする姿勢を持っているということだ。

➽どうすればワクワクしながら取り組めるのか?

それは人それぞれだろう。
しかし共通することはある。
①目標として「何を成し遂げたいか?」の意味を考え、価値付けている
②リスクや障害を乗り越えていた時は自分や周囲はどんな姿になっているかを想像している。
③最終的な目標を達成した時の自分や組織はどんな姿になっているのか?を朧気ながらでも想像している。
④期待に応えようとしているし、自分で決めている。
この4つを問いとして持ち、考えることから始めればいいのだろう。

ワタシであれば、それが面白いかどうかだけだ。
この「面白い」は、会議などでも、目標に1ミリでも近づくことができそうなアイデアが出てきた時に、ワタシは決まって「それ、おもろいな!いっとこかぁ!」と言っている。

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【2018.4.11追記】
「チャレンジに年齢は関係ない。」・・・自らの体験から言い切った48歳女性管理職の生きた言葉です。実際、いつもワクワクしている定年再雇用の高齢の方でもワクワクして仕事に取り組んでいる方は多数いらっしゃいます。

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【2020.08.27追記】
この記事は、2011年9月に投稿したものです。
先日、ベタベタのアナログ営業組織のクライアントで。コロナ禍、コロナ後の営業に求められる姿の話をしました。もちろんオンラインをうまく活用するということが前提になるけれど、それが目的ではなく、手段にすぎず、ベストウェイかどうかわからないということを話しました。業務の進め方がオンラインに移行しつつある現在、これにたいして邪魔くさく思う人もいるにはいるでしょうが、会社が求めているだけでなく、社会全体が求めていることとして捉えておかねばなりませんと言った硬めの話しであったにも関わらず、出産育児休暇で1年ほど休んでいた女性社員がニコニコ顔で「ワクワクしてきたぁ~」と言っていたことから、この記事を思い出し、再投稿した次第です。

2011年9月2日金曜日

自分だけが成長しているのか?

あの人はああだから、こうだからと否定するのはいいけど、「あの人」と5年も会ってないと聞いて一言。「相手がそういう風にあなたのことを思っているとは限らないよ。5年前でしょ?多少は変わってるかもね。」自分だけが成長していると思っていたことに気づかれたようです。気をつけたいものです。

2011年6月9日木曜日

我慢して何となくやりたくない仕事は「分解して書き出す」と片付きやすい

人間の心の中で、一番使っている感情は、「我慢」かもしれない。
それは人を創り出していく最も大きな素かもしれない。
周囲の迷惑を顧みず我儘を開放してみたら、気持ちのいいものだと言われるが、実際にやりきった人に会ったことはない。どこ途中でブレーキがかかる。
おそらく、ブレーキが壊れて人達は、テレビのニュースなどをにぎやかにするだけなんだろう


Bylineから

やる気のあるなしに関わらず、ToDoリストの中にはやりたくない仕事が1つや2つあるものです。かといって、それをやらないわけにもいきません。 そのようなやりたくない仕事は、取りかかりやすいように、より小さな仕事に分解するとやる気が出ますよ。  




2011年3月25日金曜日

正論で協力は得られない


協力という要求

先日、大阪・梅田で東日本大震災の義援金を募集していた。
「義援金のご協力をお願いしま~す」と大きな声で呼びかけていた。
一見、少し胡散臭そうな感じもした。

「もう自分ができる範囲ではした」
「またできる余裕ができればする」と考えていた。

それでそのグループの前を通り過ぎようとしたところ、
一人の女性が私の前に募金箱を突き出し、「よろしくお願いします。」と迫ってきた。

「いや、ちょっと今回は・・・」というと、
「どうしてですか?東北の人が困っているんですよ。」
「急いでるんで、ごめんね。」と彼女をかわして先を急いだ。

「東北の人は待っているんですよ。協力すべきですよね!?」
ちょっとヒステリック気味な声が背中に聞こえた。

阪急梅田駅を目指して歩きながら考えた。

「協力すべき・・・ってなぁ・・・」
しんどい人達だなぁ、あそこまで言われたらうっとうしい。と思った。

協力は相手から引き出すもの


その「引き出す」時に「正論」=「べき論」を持ちだされるとやっかいだ。
それはそれで正しくて、誰もが納得し、同意はする。
同意はするけれど、行動に移すとなると躊躇することは多々ある。

その躊躇には、邪魔くさい、めんど臭い、私はいいとかいろいろそれなりの理由がある。
そんな人にやれ邪魔くさがるな、もっと困っている人のことを考えろと言っても糠に釘。












協力を引き出すにはどうしたらいいか。
別にどうこうというものではないと思う。
一つだけ言えるのは、「こころよく協力しようと思ってくれるかどうか?」だけだ。

協力を得たいのなら、引き出すように考えるべきだ!
ああ、正論を言ってしまったよ・・・あかんがな。

修行がたりんな。




2011年3月21日月曜日

書くことで常に「やる気」を保つ方法

誰だって調子が悪く、やる気が出ず、気分にもムラが出てしまう状況に陥ることはある。
あげく、声をかけられようなものなら、イラっとしてしまい、つい語気が荒くなる人もいる。
そして落ち込み、自分は間違っていないと思い込むようにし、余計に落ち着かないといったイライラループに入っていることに気づかないでいる。

一節によると、こういう自分の調子の悪い時は、それをいい機会だと捉えるようにすればいいという話もあるが、それがなかなかできるものでもない。
調子が悪いことは自覚していても、イラついている自分に気づいている人は、ほぼいない。
気づいていれば、周囲に迷惑や心配をかけてしまうので、大抵の人は、自分自身の感情をコントロールし、「いい機会だ」と捉えることも可能だろう。

➽➽イラつき始める前に手を打つ

問題は、単に「なんか調子が悪いなぁ~」「なんかやる気がしないな~」と思っている段階で自分自身をコントロールできるかどうかだ。
つまり自身がイラつき始める前に手を打つということ。
では何に手を打てばいいか?

➽何に手を打てばいいのか区別する

調子が悪い、いまいちやる気がでないのは、ある仕事のことだとしよう。
まずそのまま、まったく違うことをやってみる。
ただし娯楽方向に行くのはお勧めしない。
ほぼ間違いなく戻ってこれず、楽しかっただけとなる。
なので、その仕事ではない仕事をやってみる。
できれば使う頭が違うものや、考えることが少ないものがいいかも知れない。
(私の場合は、考えることが少ないものが合う)

そうすると、多少、気分が変わってくることがある。
この気分とやる気が出ない時の気分を比較してみると、差が生まれる。
この差はなんだ?と考えて見る

➽➽考えるだけでなく書く

「差」を考えていくわけだが、これを書いていく。
これがポイントだ。
この「差」について書くことによって得られるメリットは2つある。

書くこと自体が面倒なんだけど・・・」と聞こえてきそうだが、それに反論するつもりはない。それはそうだと思うし、否定するものでもないだろう。
ただやる人はやっているというだけのことだ。






➽メリット1:記録として残せる

こういう気分に陥った時は、このようにすると、このような気分になり、イライラ気分は解消され、やる気が上がる。と書き留める。
記録することによって、自分のマニュアル的なものができあがる。

どうも調子が悪く、企画仕事に向かっても、自分のノリが悪い➽机周りの整理整頓を始めた➽すると片付く様子にスッキリしてきた➽企画仕事に戻ることにした。
後で見つけやすくするためにタイトルをつけておくと良い。
例えば、「調子の悪い時の戻し方」といった感じだ。
たったこれだけである。

大事なことは、これがどこに書かれているかを、後からわかることであって、ノートでも日記でもなんでも良い。

ダメだった方法も書いておくと良い。
自分に合った方法は、探し続けていくことに他ならないが、同じことを何度も繰り返すこともある。この繰り返しは無駄に時間を過ごすことになるので、避けたい。そのためにもダメだった方法も書いておく。

➽メリット2:残さず忘れていく

「差」について書いていく時、どうしても上記のように全てを整理しながら書けない場合もあるはずだ。
そのような場合は、ストレスを発散するかのように、「差」に関して思うことをひたすら、書きなぐっていくだけで良い。
ただし、もう考えられないというぐらいまで書き続けること。
不思議なもので、どんどん書いて進めていくうちに、頭の中が整理されていく。
それで気がつけば、自分のやる気がないという状態がどれだけ無駄な時間を過ごすことになるのかを自覚できるはずだ。
そして書きなぐったものは、捨てる。そうすると見直すことはできない。
もう忘れてしまえばいいというスタンスで書く。

ともあれ、書かないことには始まらない。




2011年3月13日日曜日

異常時におけるビジョン・目標とBCP


異常時におけるビジョン・目標の扱い方
---コロナウィルス感染拡大の影響で、企業ビジョンの扱い方に関する相談が何件かありました。
そこで弊社の全クライアント様に向けて、以下、考え方を示します。
といっても、どこも既に取組んで進めているとは思っています。
これは、2011年3月13日に東日本大震災直後に投稿したものを再考・焼き直しをしたものです。(2020.03.07追記)---

<以下、2011年3月13日の投稿>

東北の大地震後2日が経った。
クライアントに連絡するも、ずっと通話中。メールの返信もない。
やはりそれどころではないか、もっと最悪のケースなのか、どちらかだろう。
そういう私自身も、阪神大震災の時のように第2波の恐れがあるので、すぐに大阪に避難し、営業を開始している。
「状況」の変化が激しいとか、連続しているといったものではなく、もはや「環境」が変化してきていると思える。
もし、クライアントに連絡がつけば、おそらく「ビジョンや目標といったものをどう扱えばいいのか?」ということの相談があるだろうと思っていたら、やはり連絡があった。

対策方針の確認

1.まず従業員を守る
2.更に顧客を守る
3.そして事業を守る
という順番になるだろう。

上記1.は国や行政の対策ガイドラインに沿ったものを企業としてやるのが、一応の筋ではあるが、これは期待薄で、後手後手に回ることが予想される。
なので、行政よりも早く、会社として、従業員全員が取るべき行動のガイドラインや方針を打ち出すことが必要になる。
---東日本大震災の時は、中小企業に「災害対策ガイドライン」というものはなかった。作成するにも物理的に無理だった。
今回の新型コロナは、人は動けるのだが、気持ちがひけてしまっている。しかし企業のガイドライン・方針打ち出しは、どこも早かったと思える。(2020.03.07追記)---
ガイドライン・方針では、上記1.「従業員を守る」ことについては、理念に基づき「今、できることは全てやる!」ことに重点を置く。
ガイドラインは早期に作成し、これを従業員と共有、徹底してもらうことはもちろん、「できることはやった」で留まらず「できること」そのものを増やしながら上記2、3へと移行していくことだ。

---自社として取組んでいることを顧客も含め、外部に発信することも必要だ。CSRそのものの考え方を重視しているのならば’、なおさらだろう。(2020.03.10追記)---

弊社の全てのクライアントのように、接客場面が多い業種では、従業員を守ることがそのまま顧客を守ることになる
ただそれだけに留まらず、更に「できること」を増やしていくことで、結果的に事業が守れることに繋がるだろう。
なので、怯まず・ビビらず・たじろがず、積極的な自衛策を取ってもらいたい。
以上のことは最低限のこととして取組んでもらいたいし、すでに取組んでいるだろう。
そしてくれぐれも、「これで十分やった」と留まらないようにお願いしたい。

ビジョンや数値目標の扱い

当然、通常時に設定した目標をやりきるのは、目に見えて「無理」があるし、何より従業員のモチベーションが低下すると思われる。

異常時のビジョンや目標数値の取り扱いに対する私の回答は以下の通り。
1.ビジョンの目標数値はあくまで数年先の長期数値目標なので、これはこれでそのまま変えずにする。
2.ビジョンの定義も変える必要はまったくない。
3.ビジョンからバックキャストした4月以降の来年度目標は、復旧の進捗状況に基づき、再検討を繰り返す。
 ※月次マネジメント中心のところは、週次レベルへ、週次レベル中心のところは、3日次レベルへ以降する。
4.一旦再検討した変更目標は、状況により変更し続けることになることもあり得る。
--しかし変更頻度が多くなると、従業員は不安を募らせ、行動が鈍くなると思われる。なので、その変更頻度の目安は社内で共有しておくことも必要だ--(2020.03.07追記)。
政府や行政の方針に具体性がない、我が国のリーダーシップは他国と比べて劣っていると批判していても、何の意味もない。東日本大震災の時にそれは経験済みだ。同じような批判をしている自分自身を確認した方が良い。
判断は自分達でやっていくしかないので、クチを開けて待っているよりも、できることを全てやっていくことだ。ただ今回の新型コロナは目に見えないので、被害が即時目に見えない。じわじわと後になってから影響が見えてくるというやっかいな状況ではあるので、対策は、やり過ぎぐらいでちょうどいいとさえ思える。(20202.03.07追記)
しかし、この状況、環境の変化によって、物流網が分断されている今、原材料不足や商品の製造・仕入れが供給がままならないこともあるだろう。
動ける範囲の中で、何ができるか、従業員のためには?顧客のためには?属する社会のためには?と考えれば、いろいろとできることは見えてくるはずだ。
一時的に、社内ルールから外れなければならないこともあるだろう。それぐらいの覚悟は必要な時だ。

●BCPの発動


多くの企業の場合、BCPは東日本大震災後に作成していたはずだ。
今回のコロナウィルスの感染拡大状況により、原材料不足、製造が間に合わない事態に陥ることもあり得る。
この場合は、各社はBCPに基づき、各レベルに応じた対策を発動させていくことになる。
加えてある程度、落ち着いてきた頃に、妙な風評被害が出る可能性もある。
これは可能な限り想定し、今のうちから手を打っておくことも必要だろう。
東日本大震災後に作ったBCPに、感染症対策が含まれていない場合は、早急に作る必要はあるが、これは経営幹部が休日を返上してでても、責任者として作り上げることもいとわないでもらいたい。
無駄になるかも知れないではない。
作ったとしても無駄に終わった方が良いということを忘れずに(2020.03.07追記)

●日常習慣という弊害

ガイドラインを発しても、なかなか機能しないことも予想される。
これは方針を受ける側、具体的な指示を受ける側が、つまり社員、従業員などの現場にとっては、指示内容が日常の習慣となっていないことが含まれていると、ついつい忘れてしまったり、思い出しても「まぁいいか」と簡単に流れる。

特に方針に具体策が伴っていない場合は、起こり得る。ガイドラインを作成する責任者は現場の細かいことまで作れればそれでいいが、行き届かない面も多々ある。
大事なことは現場はガイドラインに基づき、自らが判断することだろう。

仮に具体的なものが示されたとしても、つい忘れる、流してしまうことは多々ある。
現場レベルまでの徹底はなかなか大変だろうが、何度も何度も周知していき、耳タコ状態になってちょうどいいと思ってやってもらいたい。

現在、情報は約3日単位でまとめることになるだろうが、外部の情報は毎日注視し、常に「何ができるか?」を考え、即時対応をしていくこと。
先がまったく見えない環境下では、長期的な意思を保ちつつ、目標数値は短期で繰り返し設定して、行動していく。
この難局を共に乗り越えて行きたい思っています。

弊社ではクライアント企業に対して、Skypeを使って、可能な対応を始めています。
--現在はZOOMも多用しています(2020.03.07追記)--

#visiondriven #BCP #新型コロナウィルス対策


2010年12月15日水曜日

高い評価を得ている人は、何が優れているのか?

優れていることは何か。
こういった質問ひとつで回答はいろいろと出てくるだろう。

・コミュニケーションによる意思疎通の確実性が高い
・段取り・計画性が高い
・マルチタスクで仕事ができる
・常に仮説を持っている
・情報収集を怠らない・・・などなど。
全部出していけば、非の打ち所がない、あり得ないスーパーマン養成チェックリストができあがる。

このような具体的なチェックリストは世の中に山のようにある。
しかしいきなりチェックから入ってしまうと、自分のスキルや能力の低さを感じてしまうので、あまり惑わされないようにしてもらいたい。

➽➽「自分に足りないものは何か?」

具体的なチェックリストは、なるほど、自分が今後身につけていけば良いものを示してくれているが、その一つ一つには自分自身の目的までは示されているわけではない。

田中さんの「足りないものはA」と鈴木さんの「足りないものはA」
同じものを選んだとしても、そのスキルを習得する目的には違いがある。
しかし、これを意識せずに、具体的なチェックリストから入ってしまうと、スキルマニアになっていくだけだ。
いつまで経っても身につかないスキルを「これではない」と繰り返し探し続けることになる。
結局、時間を無駄に過ごしてしまうこととなる。

➽足りないものは何もないが、違いはある

仕事で高い評価を得ている人は、この時間の使い方が優れている。
ここに違いがある。
田中さんと鈴木さんに足りないものは何もない。
違いがあるだけだ。「差」といってもいい。

では、高い評価を得ている人は、何が優れているのか?
結論からいってしまえば、以下の2つでしかない。

「時間」と「質」の捉え方に「違い」がある。

➽とにかく仕事が早く・速いのだ。

仕事に対する時間と質の捉え方に関して、いろいろな立場・役職の人に聞いてみると、ほぼ全員同じことを言う。

「アウトプットを出してくるのが、はやいんだよね。」

敢えて「はやい」と書いたのは、漢字に意味があるからだ。

「仕事が早い」という意味では、これから自分が着手することの目的や目標、基準がどのようなものかの理解が早い。要するに「話が早い」ということだ。
「仕事が速い」という意味では、着手から終了までの時間が他の人に比べて時間的に短い。つまりスピードが速い。

まとめると、

「理解も着手も早く、その進捗は自分ができる最速の段取りを組み、これを実行する」といったところだろう。
着手も早いことも含めて常に最速を考えているということだ。



しかし、それだけではない。もうひとつ大きな違いがある。
それは、アウトプットの「質」に違いがあるということだ。

➽➽はやさに加えて質が高い

評価を高く得ている人は、アウトプットの質が、たいてい高い。
提出書類、企画書の下書きであっても、その時点で、質の高さを漂わせていることが多い。

アウトプットというと、自分の考えやアイデアなど、提案や企画といった類の仕事を想像する人もいるだろう。
しかし、どんな仕事にしてもアウトプットというものはある。

例えば、「営業では売上や利益というものがあるので、それを達成するか否かということもあるんじゃないですか?」と聞こえてきそうだ。

敢えてそれだけではないと断言しておく。
営業で高い評価を得ている人は、売上や利益といった目標を早く達成するし、未達成で終わることは稀だ。
反対に営業で評価を得られない人は、売上や利益といった目標を達成することはあるが、未達成に終わることは多い。目標の下方修正まですることもあるし、その下方修正タイミングも遅い。

結局、業績という「アウトプットの質に差がある」ということだ。
その要因は、やはり「時間」の使い方で大きく変わる。

➽時間の使い方で違いが生まれる

繰り返しになるが、まず仕事が発生した時点で差が生じる。
評価の高い人は、すぐに仕事に着手する。スタートダッシュが速い。
評価の低い人は、いつまでも、グズグズしている。

「いやいや、仕事量が多いから、どうしても時間が足りない状態になってしまうからです。遅くしたいわけではありません。」と聞こえてきそうだ。

そりゃそうだろう。
誰だって、グズグズ仕事をして、締め切りギリギリで進めたいわけではない。
だけどそうなってしまうのは何故か?
結局、すぐに仕事に着手しているかどうかの違いだろう。

「なるほど・・・では、どうすれば、すぐに着手できるようになるのでしょうか?以前時間管理の研修で緊急度と重要度で分けるという話を聞いてやってみたんですが、うまくできなかったのですが・・・。」

緊急度と重要度で仕事を整理して、優先順位をつける。
これはこれで、誰もが知る考え方だ。ただ落とし穴というか勘違いしやすいものでもある。

タスクを整理をして、優先順位つけるためのマトリクスとして、捉えている人は多い。
このツールを使えば、優先順位を決めるのが簡単になる・・・という勘違いをする人も一定数いるようだ。

実はそういうものではない。
緊急度と重要度マトリクスは、単なるツールである。
整理して優先順位をつけるために、この2軸を考えついた人は、必要があったのだ。おそらく切羽詰まったものがあったのだろう。あるいはそういった人を助けるために、編み出されたものなのだろう。

だけど、ここが肝心なのだが、材木を切るためのノコギリというツールがあり、引く時に力を入れることを知っていても、力の加減は自分が経験して覚えていくしかないのと同じで、このマトリクスを使って「加減」を覚えていくことは必要だ。
この加減が身につくまで使っていけるかどうかで差が生まれている。
ましてや、「覚えよう」という気持ちがなければ、どうにもならない。

話はそれるかもしれないが、ツールというものは全てそうだろう。
仕事に対する姿勢が肯定的で、なんとかしたいという気持ちがあること。
仕事に対するやる気があるかないか。
あるいは、自分から率先して仕事を創り出していく意識のあることが前提になっている。
こういった意識がない人がいくら優れたツールを持っても、うまく活用できずに諦めてしまう。

同じ仕事量であっても、高い評価を得る人は、仕事がはやいし、質が高い。
それは、時間をうまく使う気があるかないかの違いでしかないし、そもそも仕事に対する姿勢が違うということだ。

仕事が遅い人は自問自答してみると良い。

「時間に追われているのか?それとも時間を上手く使っているのか?」

もし追われている感覚があるのなら、自分自身の仕事に対する姿勢がどのようなものなのかを見ると良い。

その上で、時間をうまく使いたいという気持ちがあるのなら、緊急度と重要度で整理していくとしっかりと優先順位はつけられるだろう。

➽アウトプットの質を高めるにどうするか?

仕事の質を高めていく方法については、方法はいくつも存在する。
ひとつのやり方を、以前、「急ぎの仕事は忙しい奴に頼めは本当か?」で書いているので、そちらを参照願いたい。

ただ、自分にとっての目的を明確にしておく。
これだけは絶対に全ての方法に共通するものだ。


---以下2022.02.06追記--------------------------------------------------------

上記は約12年前の投稿記事です。
これまでの投稿記事で、アウトプットの質を高めるためのものに触れているものは以下の通りです。

仕事は楽しいかね?(2007.07.15)
書くこと・書きとめること(2010.09.18)
ワクワクする人としない人は何が違うのか?(2011.09.19)
目的は何かと聞く人(2013.09.12)
自分の仕事をワクワクに変換する方法4つ(2014.09.10)
何からでも学び取る人と学ばない人の違い(2016.03.30)
検索で問題の回避はできるが、最後は自分達の知恵(2021.09.20)

そして今後、時間の使い方そのものの考え方は大きく変わると想像がつきます。
その中心にあるのが、DXであることは間違いないでしょう。
DXについても、導入する目的を明確にする必要はあるでしょう。
そして、小さいところから始めようという考え方が大切です。

ですが、実際のところは小さいところで試して、モデル化し、一気に水平展開しようといった、平成時代の生産性向上的な考え方に置き換えてしまっているところもチラホラ。その考え方がそもそもDXにそぐわないということも知っておいた方がいいでしょう。



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